銘柄選定に役立つ主要な財務指標一覧

はじめに

株式投資における銘柄選定は、様々な財務指標を理解し活用することにより、より成功に近づけます。この記事では、特に投資初心者に向けて、銘柄選定に役立つ主要な財務指標を詳しく解説します。

主要な財務指標一覧とその解説

以下は、投資判断に役立つ主要な財務指標の拡張一覧です。これらの指標を適切に理解し活用することで、より賢明な投資決定を下すことができます。

指標	意味	投資判断への影響
日経平均株価とTOPIX（トピックス）	市場全体の動向を示す指標。日経平均は選定された225の銘柄、TOPIXは東証一部上場企業全体で構成される。	市場全体の健全性や動向の把握に役立つ。
PER（株価収益率）	株価が1株あたりの純利益と比べてどれくらいの評価をされているかを示す指標。	低PERは割安感を示すが、単独での判断には注意が必要。
PBR（株価純資産倍率）	株価が企業の純資産と比べてどれくらいの評価をされているかを示す指標。	1未満ならば、株価は純資産に比べて割安とされる。
ROE（自己資本利益率）	企業が自己資本をどれだけ効率的に利益を生み出しているかを示す指標。	高いROEは効率的な経営を示す。
ROA（純資産利益率）	企業が全資産を使ってどれだけ効率的に利益を生み出しているかを示す指標。	高いROAは資産運用の効率性を示す。
配当性向	企業が稼いだ利益のうち、どれだけを配当に回しているかを示す指標。	高配当性向は配当に対する企業の積極性を示すが、過度は企業成長の機会損失にもつながる。
配当利回り	株式投資による配当からの収益率。配当金額を現在の株価で割って算出。	高い配当利回りは高収益性を示すが、株価の低迷が原因の場合もあるため、分析が必要。